2010年1月28日木曜日

頭に衝撃

駅までの途中にあるバス停には高校生がはしゃいでバスを待っていた。
しかも、ふざけている女生徒が鞄で友達を叩く仕草をしている。
(邪魔だな…)
その後ろを早足で無関心に通り過ぎようとする。

頭頂部に強い衝撃を感じ、喉から何か出そうなのと目から少し涙が出るのを感じて、思わずしゃがみ込んだ。
目を少しずつ開けながら、バス停方向を見上げる。すると、女生徒が固まって立っていた。そのすぐあと、真後ろの別の女生徒が「あ、おじさーん、ごめーん」と言ってきた。

まだ、おじさんじゃねぇよ。

頭の上がヒリヒリしながらゆっくり立ち上がり、その場から去ろうとする。
「あの、すみません、大丈夫ですか。」
真後ろから女性の声がした。振り向くと、そこに立っていたのは、学校の制服を着た人ではなく、社会人のブレザーをきた女性が立っていた。ドキリとした。
「い、いぃえ。あの…えっと、大丈夫ですから…」
どもった。焦った。顔が赤くなる。
周りから声がしてくる。頭のズキズキが響いてきた。居心地が悪すぎる。
「じゃあ。」
痛い頭を手で押さえて、駅の方向に身体を向ける。女性は心配そうな顔をしていた。その女性の背後には鞄を振り回していた女生徒が鞄で口をふさいで立っているのが一瞬見えた。

恥ずかしい気持ちでいっぱいで、僕は小走りを始める。

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